観光客がぞろぞろ歩く二年坂からこの小道に折れると、急に誰もいなくなります。
案内もなにもないので、曲がる理由がないからでしょう。

段は水平ではなく、散ったもみじが積もり、歩きにくいです。

誰がいうともなく「龍馬坂」と呼ばれるようになりました。
当時はどんな階段だったのでしょうか。坂道だったのでしょうか。かなり急な道なので葬列は難渋したかもしれません。
途中で振り返ると八坂の塔が見えます。
もちろん、当時も建っていた塔です。

一番上まで登りきって北へ折れれば、龍馬の墓所のある霊山護国神社まではすぐです。

龍馬坂からそのまま登り続けると、正法寺の境内へと入ります。

本堂前からは京都の街が一望できます。
この日はここにも誰もいませんでした。

京都府京都市東山区二年坂入口付近